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"전하 죽여 주시옵소서〜!=王様(私を)殺してくださいませ〜!”

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작성자 최고관리자 작성일21-11-23 15:15 조회214회 댓글0건

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전하 죽여 주시옵소서=様、(私を)殺してくださいませ〜!

韓国人の“해서 죽겠다=〇〇して死にそう”連発文化  (by Yuki)

 

K-ドラマが身近くなっている今、皆さんはK時代劇を一度は見た事があると思います。どの時代劇を見ても王様と臣下達との会議シーンは必ずあります。その中で臣下が何か間違いを起こし、責任を取らなければならないと思われると、お約束の전하 죽여 주시옵소서=様、(私を)殺してくださいませ〜!を王に告げます。そうすると周りの臣下達が一に‘殺してくださいませ、王様’と異口同音で合唱します。本にこの臣下は自分の命をかけ王に自身の忠誠を証明しようと思ったのでしょうか?あんなに殺してくれと連発してもまさか‘王様が私を本当に殺すわけないだろう’という確信の元、‘私は王様の忠臣であります’アピールの最上級表現として使っているわけです。あんなに殺してくれと連発してもドラマの中で殺された臣下は見当たりませんしね。

 

一方、もし日本の時代劇で上様に殺して欲しいと家臣がお願いをした場合はどうなるのでしょうか。家臣がそこまで自分を追い詰めていたのかと思いやって‘では潔く死んでくれ’と言う可能性は高いと思います。だから日本の時代劇では上様に‘殺してくださいませ’とお願いを連発するシーンは大変まれだと思います。私の記憶にはあまりありませんね。

 

韓国の文化の中で、自分が現在置かれている状況や状態の程度を最大限に強調したい時、‘〇〇해서 죽겠다=〇〇して死にそう’など‘死’と言うあまり口にしたくない大変感情的表現をよく使います。久しぶりにあう知り合いが‘最近どうですか’と挨拶をすると‘죽지 못해 살고 있죠 =死ぬことができず生きてるよ。’とちょいとため息を混じりながら返事をします。日本人がこのような返事を聞くとどのように思うのでしょうか!何か深刻な事でもあったのかなと心配します。しかし、上記のような表現を使う理由としては自虐型謙遜表現を使う事によって‘私は謙遜、謙虚で自分の身の丈を知っています’と言う相手配慮型の言い方であると考えられます。

 

そのほか様々なシーンでこの‘〇〇して死にそう’がよく使われています。

正しい言い方かどうかはわかりませんが‘〇〇して死にそう’にはポジティブな死にそうとネガティブな死にそうがあります。

 

<ポジティブな死にそう>

可愛いものや綺麗なもの、人を見た時など:可愛くて死にそう

好きなものややりたい事ができ嬉しい時など:嬉しくて死にそう/好きで死にそう

面白いものを見た時:面白くて死にそう

好きな人がいる時:好きで死にそう/会いたくて死にそう

たくさん食べてお腹がいっぱいになった時:腹がいっぱいで死にそう

幸せな時:幸せで死にそう

恥ずかしい時:恥ずかしくて死にそう

 

<ネガティブな死にそう>

生活の状況、環境などが大変な時:苦しくて死にそう/辛くて死にそう

悲しい時:悲くて死にそう

嫌いな人に:嫌いで死にそう

不公平な時:不公平で死にそう

仕事が嫌な時:やりたくなくて死にそう(死ぬほどやりたくない)

物事がうまくいかない時:気が病んで死にそう

疲れた時:疲れて死にそう

イライラする時:イライラして死にそう

恥をかいた時:死にそう/死んだ方まし

騒音や周りがうるさい時:うるさくて死にそう

 

<番外編>

年寄りの嘆き:‘あまりにも長生きしすぎたわ。早く死なねば’

(と言いながら体に良いものは気にして食べたり、飲んだりする)

母の嘆き:(勉強しない子供に向かって)ママはあなたのせいで死にそうだよ

あなたのせいでママが死んで欲しいの!勉強しないと今日死んでもらうからねーなど

喧嘩相手同士:死にたいか!よっしゃ!今日、お前も死んで俺も死んでやる!

寒い、暑い時:寒くて死にそう、暑くて死にそう

 

つまらない話かもしれないが筆者の経験を一つ紹介したいと思います。

韓国ソウル中心街にあるベーカリにパンとコーヒを食べに行ったことがあります。

私が座っている席の隣には若いお母さんと赤ちゃんそして2歳ぐらいの子供三人で

パンを食べていました。2歳の子供は嬉しかったのかテーブルに登って騒いでいました。それを見たお母さんは子供が怪我でもしないのか心配そうに子供を注視していました。これ以上はいけないと思ったお母さんは子供に向かって大きな声で‘そのようにテーブルの上ではしゃいだらあんた死ぬからね。死んじゃうからね!わかった!’と怒鳴りながら子供を無理やりひっぱて椅子に座らせました。2歳の子供に‘あんた死ぬからね!’と言うお仕置きの言葉を聞きびっくりした記憶があります。

上記で述べたように韓国の文化の中には‘死’と言う極端的かつ激感情的言葉が日常生活の会話に馴染んでいます。‘〇〇して死にそう’と言う表現を真剣に受け止める韓国人はあまりいないと思います。‘〇〇して’のところをより強調するため使う表現ではありますがせっかくなので否定的な‘死にそう’など‘死’にまつわる表現より‘生きそう’と言う前向きな意味を含む表現にした方が何かしら明るい社会になりそうですけど…。

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